ハッシュホーン美術館 and 彫刻庭園
2008年 04月 14日
気にながらも訪れていなかった、ハッシュホーン美術館。
こちらもスミソニアン協会に属しておりFree.素晴らしきDC.
19世紀後半からの現代美術のみを集めていおり、コンクリートと花崗岩から出来た円形の美術館で設計はゴートン・バンシャフト。(中身の構造は日本の白井晟一設計の松涛美術館を想像してください…少し、似ています。。。)
ぐるぐると大きなドーナツの中を回っているようです。
円形のため、展示空間もカーブが少しあり、平面の作品を展示するには工夫がいるようで裏面にいろいろ補強がされていました。そんなところをじろじろみるのもなんですが…
とにかく作品数も多く、一度では見切れないため、特別展示でやっていた映像の展示「The Cinema effect DREAMS」と常設展を鑑賞。
映像作品の中には、日本人の作品もあり、何人もの人が座り込んでみていた。
やはり、「怖くてかわいい女の子」を題材にしたアニメーションの作品。
どうしても、またか…と、おもってしまうのでが、ナルホド確かにこちらに来てから感じるのは「アニメ的表現」の作品は、日本独特のものだということ。飛びぬけて異質であり、斬新的に映ることが納得できる。これは、日本を離れてアメリカという場から観る事によって素直に感じた感想。
常設展では、キュビズム、シュールレアリスム、ポップアート、ネオダダ、ミニマルアートと、現代美術史がわかるような流れに。
こちらではよく聞くデ・クーニングの作品もやっとまとめてみる事ができる。私は、正直なところあまり好みではなく、いままで避けてきたのだがせっかくなのでじっくりと。。。。
ここのハッシュホーンさんは、1929年の株価大暴落の時には商才を発揮し、30歳になる頃には、億万長者になっていたという…。その後20年あまり、とりつかれたように現代美術を収集し
たようです。
NY州知事だったロックフェラーは、彼にコレクションを寄贈して欲しいと願っていたようですが、
広くアメリカ全体に公開したいとワシントンDCに彼のコレクションを永住することにしたらしいです。移民として(ラトビア生まれ)一代で富を築いた心意気でしょうか?
by pandaday
| 2008-04-14 11:27
| スミソニアン